東京都渋谷区のライブハウス「チェルシーホテル」で先月31日夜、ガソリンのような液体がまかれた事件で、殺人未遂と現住建造物等放火未遂の疑いで現行犯逮捕された無職島野悟志容疑者が逮捕時、文化包丁とペティナイフを自分のリュックサックに隠し持っていたことが、捜査関係者への取材でわかった。
事件直前に近くのガソリンスタンドでガソリン10リットルを購入したこともわかった。
捜査によると、島野容疑者は「人をたくさん焼き殺して死刑になりたかった。誰でもよかった」と供述。
事件の約10日前に東京近郊に来たといい、逮捕時、現金数万円やマッチも持っていたという。
島野容疑者は同日午後8時45分ごろ、同店内で、バケツに入ったガソリンのような液体を床にまき、不特定多数の客らを殺害しようとした疑いがある。